2006年11月19日

1st Anniversary

今日でちょうど日記を始めてから1年が経ちました。

この日記を始めるにあたっては、当初から自分の大好きなクルマに的を絞って色々と書いてきました。時にはかなり深く掘り下げた内容で書く事もあって、「よくわからん」と思っていた人も多かったかもしれませんが、初志貫徹で敢えてクルマの事しか書いていません。

クルマの事については、今乗っているクルマが何かと偏見の多いイタリア車でしたので、実際に所有し共に生活してみてホントのところはどうなのか?という事をありのままに書いて、情報提供してきたつもりです。

元々私自身が「イタ車はいいけど、トラブルがなぁ」という印象をずっと持っていたので、実際に自分がイタリア車に乗るようになってどんな事があったのかを記録していく意味でも日記は非常に良いツールになりました。幸いにして初めて所有したイタ車である147はいわゆる「アタリ」だったようで、特に大きなトラブルもなく、イタリア車でしか味わえない旨みだけを享受できました。

イタリア車は本当に人生観を変えるだけの魅力を持っています。おかげですっかりと毒蛇の毒が体に回り、この16年間で国内外含めて色々なメーカのクルマを乗り継いできた私もアルファ以外のクルマに乗り換える気を失わせてしまいました(笑)

147からブレラに乗り換える時も、実は他のメーカーのクルマも候補に挙がっていて試乗や商談もしましたが、147と比べると「物足りない」という思いが強くて結局同じアルファのブレラに乗り換えて現在に至ります。

アルファよりも性能が優れていて完成度の高いクルマはたくさんあります。でも、多少の欠点はあっても運転して楽しいと素直に思え、しかも振り返って見たくなるほどデザインが美しく、飽きることなく見てるだけでも魅力的で、作り手の顔が見える、想いが伝わってくるクルマはそうありません。自分の感性にとても合うのがアルファロメオのクルマだったのです。そういったクルマにようやく出会えた気がします。

これは自分のクルマ遍歴の中では大きな変化であり、イタリア車に乗ったことで今の「コスト偏重」だけになっている日本のクルマ社会について考えさせられる事も多かったのです。 そういったこともできるだけストレートに書いてきました。


これからもこのスタンスを維持していきたいと思いますので、よろしくお願いします!



2006年07月16日

もうすぐお別れ 〜イタリア車の魔力〜

いよいよ明日で我が家の147ともお別れです。ブレラの納車はまだですが、下取車である以上は「走る札束」になっているクルマですから、早めにD様に引き渡す事にしたのです。

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2003年11月23日に手元に来てから2年と8ヶ月・・・。乗る度にこんなにも楽しい思いをさせてくれたクルマは 他にありません。クルマバカの血が騒いだクルマです。

結論から言うと、品質がどうの信頼性がどうのという心配など吹っ飛んでしまうような魅力に溢れたクルマでした。

妖しい色気を放ちウットリしてしまうような魅力的なデザインと「走れ!もっと走れ!」と魂に叫びかけるようなエンジンの咆哮。まさに人間の五感全てに投げかけてくるアルファの魅力にはすっかりとハマリ込んでしまいました。

本当に人間の五感に147の魅力が見事に全部当てはまります。

・【視覚】言うまでもなくお色気ムンムンの内外デザイン
・【聴覚】吼えるTSエンジン、痺れるブリッピング音
・【触覚】アルミ無垢のドアハンドルの感触、ボディの丸み
・【味覚】峠で性格が豹変する乗り味(舌では感知不能ですが)
・【嗅覚】フレグランスシートの甘い香り


こんなクルマは過去に歴代所有したクルマで考えても現時点では唯一無二の存在です。

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やはり造形的な事にかけては世界でも屈指の歴史や文化を持つイタリアで生まれたクルマだけあって、そのデザインは素晴らしいものがあり、一見すると奇抜に見えても全ての造形には迷いがなく無意味なラインなどは一本もありません。

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やはりイタリアの造形力やセンスには逆立ちしても敵わないと思いました。本当にどこを切り取っても美しいのです。


とかくイタ車というと「トラブルの塊」というマイナスのイメージが付き纏い、購入する事に二の足を踏んでしまう代表的なクルマ達が多いのですが、かく言う私も昔からイタリア車にはそういうイメージを持ってました。しかし、実際にイタリア車を所有してみてわかったのは「知らなきゃ損」な世界だったという事です。感性と官能を刺激してくるイタリア車の世界は独特のもので、この世界を知ってしまうと、もう他へはいけません。

幸いにも私の147は重大なトラブルは全くありませんでしたが、仮に壊れるような事があっても「あら、壊れちゃったのね」と何故か許せてしまうようなところがイタリア車にはあるのです。

気がつけば自分の考え方まですっかり「ラテン化」してしまい、元来「単純なのに神経質」な性格の持ち主である私が「まあ、なんとかなるよ」的な考え方になってしまいました。それくらいイタリア車には人の心を動かす力があるのです。もはや魔力と言ってもいいかもしれません。

もちろん、絶対に全く壊れないという事はありません。それはイタリア車に限らず、人の手で作ったものである以上はいつかは壊れる時が来ますし、同じ147でも実際にトラブルに見舞われている例が少なくないのは事実です。しかし、私にとってそれは国産車だろうとドイツ車だろうと同じ事です。

私が過去に所有した国産車やドイツ車でも色々とトラブルはありました。ここ最近のアルファはドイツ車とほぼ同じサプライヤーから部品供給を受けて生産されていますから、組み立て品質を除けば、パーツの品質が原因で発生するトラブルはドイツ車並みまで低減されてきています。実際に過去に所有したドイツ車よりも147の方がトラブルは少なかったのです。

トラブルに泣かされるイタリア車が皆無とは言いませんが、少なくとも現行機種の新車であれば、大きなトラブルに見舞われることは少ないと思います。新車保証が3年間ありますから、保証期間中に発生したトラブルの自己負担は過失原因によるものを除けば、さほど大きくないはずです。

ただし、現行機種であっても中古車として買う場合は年式に関係なく個体差が大きいケースがよくありますから、自分でそのクルマの事をよく勉強し予備知識を得た上で、販売店がイタリア車全般に精通していて信頼できる設備とメカニックがいるお店で買うのをオススメします。これはイタリア車を中古で買う場合の最低条件だと思います。この辺の条件をクリアできていれば購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することもないのでは?と思います。

イタリア車に限りませんが、整備記録簿や部品交換の履歴がわかるような書類が揃っている個体であれば、なお理想的です。

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コスト低減と開発時間短縮が叫ばれて久しい日本車を含め、練り上げるために必要な時間を削られ「必要な無駄」までをも「単なる無駄」と判断され、省かれる事によってどんどん人間味を失っていく最近の自動車業界にあってイタリア車の世界というのはクルマ好きにとって「最後の砦」ではないかと思いました。

イタリア車がつまらなくなったら、私にとって救われないほどの絶望感に苛まれるかもしれません。

私にとって147はまさに「人の心の琴線に触れるクルマ」でした。

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