2011年08月07日

Grazie mille!

ブレラとの生活も残り2日となりました。

共に過ごした時間を振り返ってみたいと思います。私の元にブレラがやってきたのは2006年7月29日のことです。その前の月に16年勤めた自動車会社を退職したのを機に、自分の人生における一つの区切りの証として購入したのがブレラでした。故にブレラには歴代所有したクルマ以上に特別な思い入れがあります。ある意味自分がデザインで携わったクルマ以上ですね。

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ブレラの納車日当日は退職した会社の後輩でもある友人の147でD様に向かい、ブレラの納車を済ませたその足で早速都内へ最初の撮影に向かったのは懐かしい思い出です。その時撮影したのが↑の写真です。汐留のイタリア街は今でこそCMなどでよく見るようになりましたが、あの当時はまだ一部完成している状態で現地に辿り着くのも大変だった記憶があります。

さて、ここからはブレラ最後の新作です。

aurapix_110807_1.jpg

撮影時、ロケ地一帯だけ局地的に雨に近い霧雨が降っている不思議な天候でしたが、そのおかげでしっとりとした雰囲気でイメージ通り撮影する事ができました。最後のブレラはこういう静謐な雰囲気の中で撮影したいと思っていたので、写真の神様が味方してくれたのかもしれません。今回の最後の撮影ではイメージ通りに撮れた事もあって写真に残すのは最低限に止めて自分の網膜にブレラを焼き付けておきたくて直接見つめている時間の方が長かったので、あまりお見せできる写真がありません。

ファインダー越し見るブレラが息を飲む程に美しいと感じるのは5年前と変わらずで、決して色褪せる事のない美しさを保っています。これ以上フォトジェニックな被写体となりうるクルマが私の前に現れる事があるのか不安になる程です。

aurapix_110807_2.jpg

ブレラは自分のクルマ人生で初めてという事を三つもたらしました。

・初めての左ハンドル車
・初めての継続車検(それまでは全て3年以内に乗り換え)
・初めての立ち往生(^^;)

左ハンドル車は仕事で何度も乗っていますし、ディーラーでも試乗会等では特に珍しくもなかったのですが左ハンドルの自己所有車というのは意外にも初めてでした。ブレラの場合は導入初期のロットが左ハンドル車のみだったので自動的にそうなったという背景もあります。

「左側通行の日本の道で左ハンドルだと不便でしょう?」とよく訊かれましたが、ブレラに関してはデメリットは出先での駐車場チケットが取りにくいくらいしかなく、ドライビングシーンではむしろ「左の方が好ましい」と思える事の方が多かったですね。「左ハンドルメインで開発されたクルマは左ハンドルで乗るべし」というのは日本では賛否両論あるのを承知しつつも個人的には「なるほど」と頷ける事でした。


ブレラは5年という過去の愛車史上最長の所有期間となりました。職業柄常に新しいクルマと共に生活している必要性もあったのですが、今まではだいたい3年も乗っていると次に欲しくなるクルマが現れていたのです。それは今乗っているクルマと比較して欲しくなるか(←飽きではなく)どうかではなく、単純に「いいなぁ、コレ」という直感的な思いです。そしてそのタイミングで乗り換えが可能であれば乗り換えるという事をずっと繰り返してきました。つまり、車格やボディタイプに関係なく、その時々で「乗りたい」クルマに乗ってきたのです。しかし、ブレラに乗っている間はそう思えるクルマが登場しませんでした。これも「史上初」です。その大きな理由としてブレラ自体の魅力が大きかったのもありますが、ハードウェアとしての出来も良くて、最近まで“ヤレ”が見えなかったのも大きいですね。(例の燃料流出事件で次を考えざるを得なくなったのもあります)

デザインに至っては、陳腐化するどころか、今でも最先端デザインと十分に渡り合えると思います。やはり巨匠の才能にはただただ感服するばかりです。イタルデザインがVW陣営に加わった今、ブレラは巨匠が手掛けた最後のイタリア車になるかもしれません。そういう意味でも大変貴重なモデルと言えます。

aurapix_110807_4.jpg

GWに行った函館旅行時に撮影した小高い丘からエメラルドグリーンに輝く噴火湾を望むブレラです。ブレラで走ったロングツーリングはこれが最後になってしまいました。本当にどこまでも走っていける気にさせてくれる北海道向きのいいクルマでした。

5年間本当にありがとう!ブレラ!
良き次期オーナーと巡り会えますように!
posted by neko at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Alfa ブレラ (作品集) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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