2011年08月01日

ブレラが車検から戻ってきました(その1)

ご無沙汰しております。

2回目の車検でブレラをD様に預けてから2週間。ようやくブレラが手元に戻ってきました。新車登録から丸5年を迎えた今回の車検にあたり、こちらから指摘した不具合箇所は以下の通りです。

(1)ステアリングラック周辺からと思われる異音

これは昨年の点検時にもチェックしてもらったのと同じ症状ですが、予想通り再発しました。

【症状】
・中速以上の直進時には発生しない
・比較的低速で旋回するような時に「ググゥ」という低い音が発生
・舵を切りながらゆっくりと段差の大きい縁石に乗り上げるような場合に発生
・直進・旋回時のステアフィールには影響なし

低速でありながらも路面からの入力は大きい場合に異音が発生するというのは、昨年の時と同じパターンです。

【点検結果】
右側タイロッドのラック側と結合しているボールジョイントに錆が発生しており、これが異音の原因となったようです。この部分を保護しているブーツに切れや破れもなく、昨年と全く同じです。

【処置】
この異音問題を完全に解決するにはステアリングラック自体をAssy交換する以外に方法はないのですが、パーツだけでも20万円超と恐ろしく費用がかかります。とりあえず機械的な動作に問題はないので、今回も錆落とし&グリスアップでしのぐ事にしました。


(2)停車時におけるアイドル回転数が高めになっている事がある

【症状】
・信号待ち等の際に通常よりもエンジン音の大きさが耳につく
・タコメーターを見るとアイドル回転数が1000rpmと通常より高めになっている
・いつもアイドル回転数が高いわけではない
・峠越えなどエンジン回転数を高めに維持する走行後に発生する事が多い

これらの傾向からD様にスポット入庫しても必ずしも再現するとは限らない現象であると考え、長期入庫になる車検のタイミングまでは敢えて様子を見ていました。

【点検結果】
想像していなかった事実が判明しました。結論を先に言うとオルタネーターの故障です。オルタネーターとはエンジンが回転する力を利用して動作する発電機の事で、走行時における電力供給を一手に担っています。故にオルタネーターはエンジンが回っている時にしか発電できません。自転車のライトに付いていたダイナモと同じ原理であるとイメージしていただいて差し支えないと思います。(←厳密には違いますが)

ウチのブレラの場合はエンジン回転数が高い時=エンジンが高負荷な状態では発電されない状態になっていました。つまり、高負荷時ではバッテリーから給電されていたという事になります。アイドル回転数が高かったのは高回転時に持ち出したバッテリーからの電力を取り戻すべく、せっせと充電していたのですね。これで理由がはっきりしました。

オルタネーターが何回転から上で充電されなくなるのかは不明ですが、異変に気付いてから半年以上経過してもバッテリー上がりという事態に陥らなかった事を考えるとボーダーラインは4000rpmより上あたりだったかもしれません。なせなら、ブレラの場合はアイドル(750rpm)〜3000rpmまでの範囲内で街乗りから一般的な高速走行までを十分にカバーできるため、意識して「回そう」としなければ4000rpm以上の領域は日常的に使用することはないからです。もしこれよりも低ければ、とっくの昔にバッテリー上がりを起こしていたはずです。

GWに函館旅行に行った際も3000rpmをキープし続ける高速巡航を3〜4時間ほど継続しましたが、バッテリーが弱っているような挙動は見られなかった事からも、この仮定が裏付けられるような気がします。

実際バッテリー上がりもなく、メーターパネルに出る充電警告灯も点灯しなかったところを見ると、当たらずとも遠からず・・・。というところでしょうか?

逆を言うと、オルタネーターが壊れて発電機能に異常が発生しているにもかかわらず、充電警告灯が点灯しない状態は起こり得るという事です。

では、何のための警告灯なのか?という疑問があると思いますが、警告灯が点灯するのはあくまでオルタネーターの発電機能が完全に失われてしまう最も深刻な場合のようです。ですから、今回のように特定の条件下でのみ異常が発生している場合は警告灯は点灯しないという事に注意しなければなりません。

この異常に気付かずに放置し、発電量<消費量という状態が増えれば、いずれはバッテリー上がりを起こしてエンジン始動不能で立ち往生に陥るか、走行中に突然電力ダウンし、エンジン停止という事態(=大事故に直結)も可能性としては大いにあったかもしれません。電子制御が進んでいる現代のクルマでは純粋なメカの部分が正常でも電気系統に異常があれば走行不能になってしまいますので。

事実、私からアイドル回転が高い傾向にあるという症状を指摘をしていなければ、オルタネーターの異常に気付く事はなかったとメカニックが言っていました。通常の車検整備では発覚しなかったのだと思います。

正直言って「またか」という思いでした。昨年の悪夢の記憶が蘇ります。何の予兆もなく突然立ち往生するあの恐怖です。原因と現象は異なっても結果的には同じ事です。2年連続で走行に関わる重要な部品に致命的な故障が発生したのは、ショックでした。

幸いにして最悪の事態に至る前に入庫できましたが、メカニックの説明によればバッテリーは相当弱っていたそうで、2日間充電しても満充電にならないため、交換の必要があると言われました。もしかすると結構ギリギリだったのかもしれません。

【処置】
オルタネーターは丸ごと交換すると10万円近くする高価な部品ですが、今回の充電トラブルは、発電電圧をエンジン回転数に比例させる事なく一定の幅に収めるためのボルテージレギュレーターという部品が壊れたのが原因でした。

幸いな事にレギュレーターのみを部分修理する事は可能ということで、オルタネーターを分解してレギュレーターのみを交換しました。そもそもオルタネーター本体の寿命は走行10万kmくらいまでは使用可能な部品のはずですから、その1/4しか走行していないクルマで丸ごと交換するには余りにも早過ぎます。

本来であればレギュレーターの修理はクレームで処理したいところですが、新車から5年、保証切れから2年が経過している個体であることを鑑みてオルタネーターの修理代を負担する代わりに、この故障が原因で本来の寿命を全うできずに交換を余儀なくされたバッテリーは新品の純正バッテリーに無償交換していただけることになりました。

余談ですが、最新の純正バッテリーは容量が88Ahから90Ahへと微妙にアップしていました。


長くなりましたので、その2に続きます。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。