2009年02月13日

無垢の世界で・・・

今回はちょっと足を伸ばして撮影してきました。

撮影地へ向かう道中では峠を一つ越えるのですが、札幌近郊の峠では融雪剤を撒くのが当たり前なので雪が積もってもすぐに解けてベシャベシャな道になります。滑らないのはありがたいですが、ブレラの撮影にはツライですね。どんなに事前に洗車しても峠を越えた後はあっという間に泥だらけになってしまいます。

それでも、この峠を越えた先の世界でブレラを撮りたかったのです。

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一面に広がる雪原と澄み渡る青い空。そして真っ白な頂の山々。そんな中に一点の朱としてブレラがある風景・・・。今回のテーマはそんな風景です。

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とにかくこの辺一帯は走っていて気持ちがよく、この風景を見てボディが泥だらけになる憂鬱が一瞬にして吹っ飛びました。「爽快」という表現にピッタリの場所です。実際の目に映る風景はもっともっと広く、写真として切り取ってしまうのを躊躇ってしまうほどの雄大さです。

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この日は天候に恵まれ、赤、青、白の色がとても映えていました。

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この山は富士山のように暈雲が掛かりやすい山で山全体が綺麗に見える事はそう多くないのですが、運のいい事にこの日はほぼ問題なく全体が見えていました。惜しむらくはもう少し気温が低ければ霞が出ずにキリッとした風景になったかなぁと・・・。

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やはり美しい雪山を眺めているとホッとします。道産子としてのDNAがそうさせるのでしょうか?

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今回の撮影では、フロントに寄るのはここまでが限界です(^^;)これ以上近づけば、ボディの汚れが目立ってしまいます。

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リアは比較的綺麗なのでバキっと寄ります(笑)長い長い下り坂でした。ちょっとしたスキーが楽しめるくらいに。

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除雪された道路脇を除けば、人間はおろか動物の足跡一つない無垢な雪面が続いていて、雪が積もっている場所特有の静けさの中に身を置くと心が洗われるようでした。何の音も聞こえない世界・・・。

視界いっぱいに広がる吸い込まれるような青空と眩しい雪面の中に一人佇んで、色々な事を考えてしまいました。

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自然って本当に素晴らしい。いつまでもこのままでいてほしい。この風景は決して当たり前のように自分の眼前に広がっているものではないのだと自覚せずにはいられませんでした。

もしかしたら、そう遠くない将来に望んでも見ることができなくなってしまう風景かもしれない・・・。それはとても悲しいことです。地球にとっても我々にとっても・・・。

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例年になく暖冬な今年の冬。自らクルマでこの場所に来ていながらそんな事を考える自己矛盾を抱えつつもシャッターを切っていました。




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2009年02月08日

赤い雪だるま(その2)

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今回の撮影時には相当な距離を走りました。経験上、欧州車は雪道に強いという印象を持っていましたが、ブレラでもそれを感じる事ができます。

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走りやすい道だとは言っても、路面は新雪の乗ったアイスバーンという一番厄介な状態でした。

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新雪の道だから安心だと、見た目に油断してラフなアクセル操作をすれば、途端に一皮めくれてツルッツルに滑るような状態です。

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雪道のような路面のミューが低い状態ではタイヤが雪を噛み締める感覚や氷の上に乗った感覚を研ぎ澄ませる必要があるので、普段よりもクルマとの対話が濃密になります。ブレラと交わすこの対話がとても楽しく、撮影そっちのけでスノードライブを満喫しました。

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刻々とミューが変化するような状況下にあってもブレラはとにかくドッシリとした安定感と細かな路面の凹凸に影響されないボディ剛性の高さが光ります。

高い安定性には重めの車重と姿勢制御デバイスが一役買っているのですが、それに加えてギヤリングの絶妙さと、エンジンのフレキシビリティの高さと相まって、今回の道ではほぼ3速に入れたままで加速も減速もアクセルワークのみで思いのままに走ることができました。

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2速まで落としてしまうと立ち上がりでタイヤが空転しやすくなるので、雪道では3速の方がスムーズに走る事ができます。

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コーナーのRが頭に入って道に慣れてくると、オーバースピード気味に進入してテールスライドを誘発させてみたりして、お遊びをする余裕も出てきます(笑)こんなお遊びにもブレラは余裕で応えてくれました。

変速しなくていい分だけ、アクセル操作とステアリングを介して伝わる路面情報に手のひらの神経を集中させる事ができるのでとてもリラックスしてハイペースを保つ事ができます。

これはとても重要な事で、元々雪道では通常よりも神経を遣いますから長距離を走るほど疲労度に少なからぬ差が出てくる事になります。

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そもそもブレラに乗っている時は乗り疲れというものがなくて長距離を走るほど「もっと遠くへ・・・」と思わせる・・・。こういう部分でやはりブレラはGTカーなのだと実感します。

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実は翌日も同じ場所に撮影に向かいました。前日の雪まみれになったオシリを見て、ブレラのオシリがどこまで真っ白になるか検証したかったのです。

天候は前日とは正反対で朝からずっと雪が降っていました。路面のコンディションはわずか一晩で激変し、10cm以上の新雪が積もっている状態でした。検証にはもってこいです。

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ブレラは雪を漕ぐように走りましたが、前日と同じように走りそのものは特に問題なく走る事ができました。

ただし、足首が埋まるほどの雪が積もっている道でブレーキを使わずに走行を続けると、いざブレーキを掛けた時に制動力が立ち上がらず、一瞬ヒヤッとする事がありました。洗車後などで、パッドとロータが濡れている時にブレーキが利きが悪くなるのと似たような状態です。ペダルを踏んでいれば1秒ほどで制動が回復しますからたまにブレーキを掛けてやる方がいいようです。

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さて、10kmほど走った後、オシリは一体どうなっているでしょうか?ご覧のようにビッシリと雪に覆われている状態に・・(^^;)

当日の雪は前日と違って若干湿った雪だったので着雪しやすかったとはいえ、ここまでなるとは・・・。ボディが赤いだけに普通のだるまみたいですね。いい具合にくびれてますし(笑)

それにしても、これはマズイです。リアコンビやハイマウントのストップランプが完全に雪に覆われていて後続車への意思表示が全くできない状態になっています。そうは言っても自力では防ぎようがないので、吹雪の走行時は適宜雪を払うように気をつけなければ・・・。

リアガラスは検証のために敢えてデフォッガーもリアワイパーも使用しないで走っていたので、完全に雪に覆われてしまっていますが、これらを使えば後方視界の確保は問題ありません。

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今回の検証で判明したのは、ナンバー下についている真ん中の空洞部分は単なるデザインではなくてちゃんと機能しているのではないか?という事です。

あれだけの雪に覆われながらも、穴が完全に塞がらなかったのは空気が流れていた証拠ですし、バンパー最下部の形状もフロアからの空気を綺麗に流すための形状としては理に適っています。ランエボなどの「闘うクルマ」を除き、普通のクルマのバンパーはあそこまで最下部形状に凝ってません。

F1などの本物のディフューザほどじゃないですが多少の空力的効果はあるのかもしれません。さすがにダウンフォースは発生しないでしょうが・・・(^^;)

もし、この効果があるとすれば高速走行時で大型車を追い抜く際に車体が吸い寄せられずにドッシリと安定して走ることのできる特性にも寄与している可能性がありますね。

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ちなみに、サイドに回ると前後タイヤハウス内に雪がビッシリと詰まっていました。

この状態でも走行中当たるような音は出ていなかったので、走っている分にはこのくらいでも特に問題はないのですが、駐車中に雪が解けて落ちた状態で凍ると、タイヤとの隙間の一番狭いところで氷の塊が挟まって取れなくなったりするので、とても厄介なのです。特にリアホイールハウス内は植毛処理が施してありますから、凍りつくとなかなか取れないのでゆるいうちに除去するようにしてます。

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と、いうわけで2年目の雪道を経験したブレラは相変わらず雪道でも楽しいクルマでした。



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2009年02月07日

赤い雪ダルマ(その1)

今年は記録的な暖冬で雪が少なく、なかなかいい雪景色に出会えません。

そんな状況下でも撮影に向かいます。撮影当日は前日に雪が降って気温も低く、しかも快晴という絶好の撮影日和。これを逃す手はありません。かねてから地図で目星をつけていた場所に向かいます。いつもならば撮影本番前にはロケハンを行うのですが、今回はロケハンなしの一発勝負です。

事前にロケハンをしていない場合で恐ろしいのは、いざ現地に着くと、撮影イメージと合わなかったり、撮影に向かない場所だったりという事があって結局一枚も撮れずに撤収という最悪の事態もあり得る事です。

いい撮影地である事を祈りつつ、目的地へ。

今回はアタリでした(^^)vイメージにピッタリの上にブレラの撮影環境としては理想的な場所でした。予想していた通りクルマはほとんど通らないので、じっくりと撮影できます。

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この道は山奥にありながら、除雪が行き届いていて路面がフラットなのでとても走りやすく、比較的道幅も広いのでとても助かりました。実は、今回の撮影目的はこの雪まみれになるオシリを撮りたかったのです。

普段は美しい風景とブレラの綺麗なボディの組み合わせで撮影する事が多いですが、雪でボディが覆われるのはプラス要素になります。SUVが泥濘地を走って泥だらけになったボディが様になるのと同じで、ブレラの持つGTカーとしての素質を表現するのに雪まみれのボディは好都合なのです。

今回はそういった明確なテーマがあるので、構図的には後ろから撮影した作品が多くなりました(^^;)

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朝の段階で、道路には5cmほどの新雪が積もっていました。冷え込んでいたので乾いたサラサラのパウダースノーです。こういった状態でなければオシリに雪は着きません。つまり、新雪が乗っている道で雪煙を巻き上げられて初めてオシリが雪まみれになるので、気温が高くて新雪のない普通の雪道ではこういった状態にはなりません。撮影当日のコンディションはベストの状態と言えるものでした。

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オシリに寄ってみます。赤いボディと相まって雪が粉砂糖のように見えておいしそうです(笑)

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あんなにオシリに雪が着いていても、フロントにはまるで雪が着きません。仮に前走車がいて雪煙を前から浴びているような状況でも雪が着く事は滅多にありません。状況的にあるとすれば、湿った雪が降っている時や、地吹雪のひどい場所を走ったりしないとフロントを雪まみれにするのは難しいですね。

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こうして見ると車高はノーマルですが、アンダーカバーがある分だけ車高が低いですねぇ(^^;)夏タイヤよりもスタッドレスの方が外径が小さいので更に車高が低くなっています。本来であれば車高を上げたいところですが、純正指定のサイズですから仕方ありません。

雪道ではフェンダーにたまった雪や氷の塊が剥がれ落ちて路上に転がっている事がよくあるので、状況的に可能であれば回避していますが、雪道で“急”のつく運転は厳禁ですから、止むを得ずそのまま通過する事があり、その時にアンダーカバーに当たって「ゴンッ」という嫌な音がします。所詮は雪や氷の塊ですから当たった瞬間に砕けてしまうのでダメージはないのですが、トラックやダンプの落とす巨大な氷の塊だけは避けないとバンパーにまでダメージが及ぶ危険があるので注意しなくてはいけません。


長くなりましたので、次回の日記に続きます。




posted by neko at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | Alfa ブレラ (作品集) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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